GD前期(丸目)<市販車>

GD前期(丸目)<市販車>

<市販車>

2000年8月にフルモデルチェンジで、インプレッサはGC型からGD型の通称丸目になった。当初は250psのWRXグレードのみだったが、2ヶ月後の10月にWRX STiおよびWRX STi type RAが登場。このモデルから「ver.」は省かれることになる。ボディはセダンとワゴンを設定し、セダンはより大きく、さらに前後ブリスターフェンダーで3ナンバーサイズに達した。ワゴンは5ナンバーサイズに収まっている。

 GC型の泣き所であったミッションは新型の6速を採用。エンジンの見直しで38.0kg・mとなったトルクにも対応した耐久性を確保した。typeRAは従来どおり競技ベース車両という位置づけで、エアコンやパワーウィンドウといった快適装備が省かれ、軽量化が図られている。17インチ仕様と16インチ仕様の2つが用意され、16インチ仕様はDCCDを備える。外観上はルーフベンチレーターが装着されているのもGC型と同様だった。

 2001年11月に年次改良でアプライドBとなる。主にグレードおよび装備の見直しで、走りに関わる部分の変更はほぼなかったが、翌月の12月にWRX STi type RA spec Cを追加。新たな競技ベース車としてこれまでのtype RAよりもなんと約90kgもの軽量化を達成していた。さらにターボのコンプレッサー側の軸受けにボールベアリングを採用し、これまでとは異次元のレスポンスを実現。このボールベアリングターボは別グレードや過去モデルの定番純正流用パーツとなるほどの人気だった。